痛風とは

痛風は、尿酸が体内に蓄積し結晶化して、全身の関節に痛みと腫れをともなう疾患です。

足の付け根が多く、それ以外にも足関節や足の甲、アキレス腱、膝関節、手関節などに猛烈な痛みと腫れを引き起こします。

また高尿酸血症状態が続くと尿酸結石が腎臓に生じ、腎機能が悪化して腎不全となります。

 

痛風の原因

痛風の原因は生活習慣病が主です。

暴飲暴食、運動不足、肥満が原因で血液中の尿酸値が上昇し、飽和溶解度を超えると尿酸塩結晶を形成し、全身の関節に結晶がたまります。

この結晶を白血球が攻撃する際に炎症を引き起こし、痛みや腫れが出てきます。

 

痛風の治療

治療としては食事療法と薬物療法の2つを行います。

食事療法では体内で尿酸ができないようビールやレバー、アジなどのプリン体が多い食事はなるべく避け、サラダや焼酎、ウイスキーなどのプリン体をあまり含まないものを摂取するよう指導しています。

また薬物療法では痛みや炎症を抑えるため、NSAIDsの内服やステロイドの関節内注射を行っています。

炎症を抑えることができたら尿酸値をコントロールするためのお薬を服用していただきます。