骨粗鬆症の治療
骨粗鬆症とは
骨粗鬆症では正常と比較して骨密度が低下し骨強度が落ちている状態で、骨がもろくなり骨折しやすくなります。
骨折により自立機能が障害され、寝たきりを含めた高齢者のQOL低下を引き起こします。
高齢化とともに増加傾向で、推定1300万人とされています。
有病率は年齢とともに増加していきますが、特に女性ではその傾向が著しいです。
骨粗鬆症の症状
骨粗鬆症では骨強度の低下による脆弱性骨折が多く見られます。
椎体骨折を起こすと脊髄や神経根の圧迫により神経症状を起こしたり、脊柱が曲がることにより心肺機能の低下や逆流性食道炎などを引き起こします。
骨粗鬆症の検査
骨粗鬆症の検査では主に骨密度を測ります。
当院では、信頼性が高く、世界中で活躍する米国ホロジック社の骨密度測定装置Horizonを導入しております。
「骨粗しょう症」の検査が簡単・安心・高精度に行えます。
腰痛や大腿骨の骨折で寝たきりにならないためにも、定期的な検査をおすすめします。
骨粗鬆症の治療
治療は主に食事治療と薬物両方の2つを行います。
食事療法ではカルシウム、ビタミンD、ビタミンKを含む食事を促したり、逆にリンやナトリウムを含む食事の摂取を制限します。
薬物療法ではビスホスホネートやSERMを中心とした、患者の病態や適応に即した治療薬を選択して、骨折の予防に努めます。