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過敏性腸症候群の治療

過敏性腸症候群(IBS)とは

過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)は、検査を行っても炎症や潰瘍といった器質的疾患が認められないにもかかわらず、慢性的に下痢や便秘、腹痛などによる下腹部の張りなどの症状が起こります。

原因としてはストレスにより腸の運動を司る自律神経に異常をきたすためと言われており、日本人の10人に1人はこの病気を抱えています。

過敏性腸症候群を抱えておる患者様は他にもうつ病や機能性ディスペプシア、原因不明の不調を抱えている場合もあります。

過敏性腸症候群の症状

症状の現れ方によって、不安定型、慢性下痢型、分泌型、ガス型の4つに分けられます。排便により、しばらくは症状が軽くなりますが、再発することが多くあります。

不安定型

腹痛および腹部の違和感、下痢と便秘が複数日間隔で交互に現れます(交代性便通異常)。

慢性下痢型

少しでもストレスや不安を感じると下痢を引き起こします。神経性下痢などとも呼ばれます。

分泌型

強い腹痛の後、大量の粘液が排泄されます。

ガス型

症状としておならがよく出ます。

症状が重くなると、他人の前では無意識の内にガスやにおいがもれるようになります。

おなら恐怖症等と呼ばれ、あがり症(対人恐怖症)の一つと見なされることもあります。

過敏性腸症候群の検査と治療

お腹の痛みが慢性的に続いている場合や下痢や便秘が改善しないなどの症状がある場合は、まず血液検査、レントゲン、内視鏡検査などで大腸がんや腸炎を起こしていないかを検査します。

重要なのは過敏性腸症候群以外の病気がなく、重篤な病気ではないとはっきりさせることです。

過敏性腸症候群が疑われたら、症状に沿った治療を行っていきます。

下痢がある場合は下痢止め、便秘がある場合は下剤を服用していただきます。

また生活習慣の改善も重要です。

日常的に過度なストレスがかかっている場合は、相談の上できる限りストレスの原因になってるものを取り除くようにしましょう。

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