症状

以下のような症状が出た場合は当院整形外科へお越しください。

• 腰痛など慢性的な痛み
• ぎっくり腰など急激な痛み
• 筋肉の張り
• 下肢や足のしびれ
• 筋力低下
• お尻や太ももが痛む
• 尿漏れするなど

 

ひじ・手・腕の病気

腰椎椎間板ヘルニア

腰や臀部の痛みや下肢にしびれや痛み、筋肉のうごかしにくさといった症状をきたします。

椎間板は背骨をつなぐクッションのような役割をしていますが、その一部が神経を圧迫ししびれや痛みを引き起こします。

加齢、悪い姿勢での作業、姿勢が悪い、重いものを持ったなどが原因です。

基本的には保存治療で、痛みが強い場合にはステロイド注射、ブロック注射などで痛みを緩和します。

50〜80％は手術をしなくても痛みは改善しますが、治療困難な場合や自律神経症状（便が出ない、おしっこがでない）をきたす場合は手術を行います。

腰椎脊柱管狭窄症

腰椎の中心には脊柱管が走っており、腰椎がなんらかの原因でずれることにより脊柱管が狭くなり神経が圧迫され様々な神経症状が出現します。

間欠跛行といって、短い距離は歩けるのですが立ったり・歩いたりしているとお尻や太ももの部分が痛くなって、歩けなくなる現象が起きてきます。

また馬尾症状といっておしっこがでなくなったり、性機能不全を起こしたりするケースもあります。

 

自然軽快がみられることが多く、基本的には薬物療法や腰椎コルセットを用いた装具療法、神経ブロックなどの保存療法が行われます。

ただ馬尾症状が出ている場合は自然軽快は難しく、手術での対応となります。

強直性脊椎炎

初発症状は腰痛・臀部痛・背部痛などで、徐々に手足やアキレス腱の付着部に痛みや腫れをきたします。

また目のぶどう膜炎や肺線維症、大動脈閉鎖不全症などの合併症をきたす場合もあります。

進行すると背骨の動きが悪くなり、姿勢が悪くなってきます。

原因としては遺伝といわれていますが、詳しくはわかっていません。

治療としてはストレッチやスポーツなどの運動療法とNSAIDsを使った薬物療法が中心となります。