ひじ・手・腕の症状(痛み・しびれ・違和感)
症状
以下のような症状が出た場合は当院整形外科へお越しください。
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腕の痛みやしびれ
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ひじ・手・腕の症状(痛み・しびれ・違和感)肘の痛み
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肘の引っ掛かり
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手首・指の痛みや腫れなど
ひじ・手・腕の病気
ひじ・手・腕の病気が出た場合、次のような病気が考えられます。
テニス肘・野球肘
テニス肘は中年以降のテニス愛好家に生じやすく、物をつかんで持ち上げるような動作をすると肘の外側から前腕にかけて痛みが生じます。
野球肘は成長期にボールを投げすぎることにより起こる肘の障害です。
ボールを投げる際や肘を屈曲・伸展した際に痛みを生じます。
ストレッチ、バンド固定、ブロック注射、ステロイド注射といった保存療法で対応しますが、最悪手術になるケースもあります。
上腕骨顆上骨折
肘の部分に激しい痛みと腫れが伴います。痛くて動かせない場合、上腕骨顆上骨折を疑います。
骨折に伴い、周囲の神経や血管が損傷すると内出血やしびれなどの症状が見られます。
転んで手をついた際に肘が曲がり骨折を起こします。小児によく見られる骨折です。
変形の程度が軽い場合は、ギプスやキャストでの固定を行います。
症状が重い場合は、手術を行います。
手根管症候群
示指(ひとさしゆび)・中指(なかゆび)を中心にしびれ・痛みが出ます。
はっきりとした原因は分かっていませんが、正中神経が手首にある手根管というトンネルで圧迫されるため起こるといわれています。
治療としてはNSAIDsやビタミンB12の処方、運動や仕事の軽減などやシーネ固定などの局所の安静を行います。
ばね指
指の付け根あたりに痛み・腫れ・熱感などの症状が現れます。
進行するとばね現象が生じて“ばね指”となり、悪化すると指が動かない状態に陥ります。
手の使い過ぎによる腱鞘の肥厚が原因と言われています。
局所の安静、シーネ固定、腱鞘内ステロイド注射などで治療します。
関節リウマチ
狭窄性腱鞘炎
手首の母指に痛みと腫れを引き起こします。
母指には腱がいくつか付着していますが、そのうちの2本が手首の母指側にある腱鞘(トンネル)の部分で炎症を起こして腱の動きが悪くなります。